oshiroibana no tane
おしろいばな、は花で遊ぶこともできますが、
なんといっても不思議なのは種ですね!

あの黒い種を割ると、何層にもなっていて、真ん中にまっしろ!な塊があります。
それを手でこすると粉々なきれいな粉になります。

昔の人が化粧に使っていたから「おしろいばな」というんだよ、と聞いて、
実際に友達と顔につけ合ったり、粉をお菓子やごはんの代わりにして
ままごとで遊んだりしました。

黒い種の皮をむくのはそれだけでも、おもしろくて、やりがいがあって、
夏休みのポケットの中には、いつも黒い種がいくつかは必ず入っていたものです。
種を見つけると、リスのようにとっておくのです。
しばらく忘れちゃうと、ポケットの中でカピカピになるんですけど・・・

おしろいばなの学名Mirabilis(ミラビリス)は、
ラテン語の「不思議な、素敵な」という言葉が語源なのですって。
発見された方にとっても不思議な花だったのですね。

あまりになじみすぎて日本の花だと思っていたら、
メキシコ原産(ペルーとの説も)で、江戸時代に渡来したそう。
だから暑さにも強いのですね。

メキシコの人たちも、お化粧に使ったのでしょうか。
メキシコの子どもたちもポケットに種を持ち歩いていたかな?