みなさん、お元気ですか?
お久しぶりですみません。

今日ご紹介するのは
『梶原食品のところてん』です!

まだ肌寒い4月、待ちきれない友達がうれしそうに
「おやつ持ってきたよー」と何個も持ってきてくれました。
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(ふくろ開けちゃった・・・)
「磯の風味 ところてん てんぐさ100%」

初めて食べる、と言うと
「えー」
「えー」
「え~」
「えー!」
と、声が飛んできました。
どうやらみんなのソールフードらしい。

袋の中には、水に浸されたところてんパックと、だし汁の袋が入っていて、
器に入れて合わせます。量はどんぶりにたっぷり 😊
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いただくと、つるっとしているけどしっかり歯ごたえがあって
ほんとに、磯の香りがします!

一般的なところてんにはない、海藻らしいうまみも。
おだしもやさしいお味。

でも、梶原さんっていうと、お豆腐屋さんじゃあ・・・
なぜところてんを作るようになったのか、電話で聞かせて頂きましたよ。

ところてんをつくり始めたのは、約40年前。
その当時は、お豆腐を冷ややっこで食べるという風習がなく、
「豆腐は冬のもの」というイメージが強かったとか。
豆腐の売り上げが落ちる夏に何か売れるものがないか・・・
そこから始まった「ところてん」だそうです。


だしじょうゆで、おうどんのように食べるスタイル。
宿毛では一般的ですが、日本各地でいろんな味つけがありますね。

だしの味はどうやって決められたんですか?
「いろんなものをみんなでつくって研究したんですが、
最後には女房が味つけをしました」。

ご家庭の味なんですね。

一番のポイントは「100%生のてんぐさでつくられている」ところ。
ところてんをつくる会社の多くが
粉になったてんぐさを使うところを、
梶原食品さんでは、宇和島から仕入れる生のてんぐさを使います。

5月ごろ海からやって来る、そのてんぐさの量、約1トン(!)。
まだ茶色のてんぐさを、洗って天日で干して、洗って干して。
だんだん白くしていきます。
この作業、家でやったことがありますが、本当に手間と時間がかかるのです。

完全に白くなるまで干すと、香りが飛ぶので、
その前のええあんばいでストップ。

だしじょうゆのところてんは、酢じょうゆのところてんに比べ長持ちしない。
でもそのぶん、作ったらすぐに食べてもらえます。

梶原さんがところてんを作られるのは、2・3月から9月の半ばまで。
一日約800個できる、海のおやつ。
今年の夏は、すがすがしく過ごせそうです!
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☆*゚ ゜゚*☆*☆*゚
梶原食品
☎ 0880-65-6568
〒 788-0033 
宿毛市小深浦714

<梶原さんのところてんが食べたい方>
宿毛で:
 
大きなスーパーにはどこでもあります。
高知市内で: 
サニーマート、毎日屋スーパー、サンプラザ、にあります。
県外で: 
お電話でお問い合わせください。発送して下さるそうです。
梅雨時期をすぎると、よく注文が入るとか。宿毛の味で夏を乗りきってね。